住宅業界の「プロ」というものは“くせもの”だと思うことがあります。お客様が本やインターネットの情報でウンチクを語ると、業者側は「我々はプロですよ!」と専門家風をふかしてくることがあるようです。
つい先日、住宅展示場廻りをしたお客様からこんなことを耳にしました。
某住宅メーカーの担当者とのやり取りしている中で、「あなたは素人ですよ。我われはプロなんですから、ということを言われてしまった。」と。
確かに、お客様側も「自分は勉強しているんだからプロに対抗できる」という姿勢で臨むのはあまり好ましくはないですが、プロ側も「所詮、素人なんだから」と見くびった態度で接するのはもっと問題です。むしろ、お客様が何を求めているか「ヒント」を与えていると考えられなかったのでしょうか?
「プロ」は「素人」から学ぶものもあり、「素人」も「プロ」から学ぶものがあります。
「プロ」と「素人」の上下関係ではなく、「プロ」も上から手を差し伸べるという姿勢ではなく、フェアな関係が重要だからです。

フェアな関係であるということは、互いに相手のメリットと自分のメリットの両方を考えなければいけないことだから・・・
ですから、相手にデメリットになる情報も正しく伝える責任が生じます。それで自分の体面が多少悪く映ろうとも、正直に状況をオープンにし、そして問題が生じてもまっすぐ対応することによって、信頼関係を築き上げていくべきです。
プロだから完璧なわけではありませんし、素人だから何もわからないわけでもありません。要するに、出会って、協力して、「家づくり」という一つの大きな仕事を成し遂げていくべきなのですから、プライドよりも大事な「信頼関係」を大切にしていきたいものです。
特に、プロデュース会社は設計事務所でも施工会社でもない訳だから、建築家や施工店の選定にはより慎重でなくてはならない。
そして、建築家には設計だけでなく設計監理(現場監理)を責任もってさせ、施工店には日々の工事監理を徹底的に遂行させ、完成引渡しまで責任あるプロデュースでなければ存在の意味はないのです。
建築家や施工店を多く登録させたり加盟させることだけに苦心したり、単に建築家や施工店を紹介して、「後は専門家のプロにお任せです」の輸入住宅プロデュース会社とは異にしています。
輸入住宅プロデュースとは、あたり前のことをあたり前にやるシステムと「プロ」と「素人」の関係がフェアでなければ「信頼」は築けないし、そうでなければ、お客様が一番不幸になってしまいます。
「プロ」であるプロデューサーの喜びは、「素人」であるお客様の喜んだ笑顔と一緒にやって良かったと感謝されることだから。。。
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